施工対象の中型トラック(UDトラックス コンドル)
施工対象車両 ── 中型トラック(UDトラックス コンドル)
箱型荷台後部上端へのカメラ取付位置
カメラ取付位置 ── 箱型荷台後部コーナー上端(赤矢印)

施工概要

📋 施工概要
施工地域
大阪府摂津市
対象車両
中型トラック(UDトラックス コンドル)
施工内容
①後方確認装置カメラ交換(お客様お持ち込み品)
②録画装置(microSD記録タイプ)新規取付
依頼の理由
既存カメラの映像が暗く後方確認が困難
作業時間
2点合計 約2時間半

依頼の背景

「既存の後方確認モニターの映像が暗くて、後退時の安全確認がとれない」——
お客様よりこのご相談をいただきました。

カメラ本体の経年劣化によるイメージセンサーの感度低下は、外見上は正常でも映像品質が著しく低下しているケースが多く見られます。
今回はお客様お持ち込みの新品カメラへの交換と、録画装置の新規取付を同時施工で完了しました。

キャビン天井部への後方確認モニター取付完了
モニター取付完了 ── キャビン天井部に後方確認モニターを設置
後方確認モニターと録画装置の同時取付完了
施工完了 ── 後方確認モニター(左)と録画装置(右)を同時新規取付

施工のポイント

  • カメラ交換 交換前に既存配線の接続規格・コネクタ形状を確認——お客様お持ち込み品の場合、既存ハーネスと新カメラのコネクタ形状が異なるケースがある。変換アダプターの要否を施工前に確認し、必要な場合は手配してから作業を開始することで作業中断ゼロを実現する。
  • カメラ位置 箱型荷台後部コーナー上端への設置で最大視野角を確保——荷台後端上部はカメラの俯角・画角が後方全体をカバーする最適位置。取付後はお客様とモニター映像を確認しながら実際の画角・俯角を調整し、合意を得てから固定する。
  • 電源同時作業 後方確認装置と録画装置の電源を同時に施工して工数を最適化——2系統の電源をまとめてヒューズボックスから分岐することで配線の重複を排除。各系統の定格電流を合算しヒューズ容量を選定し、末端電圧を実測して記録する。
  • 録画確認 録画装置はmicroSDへの実録画を専用ビューアーで映像確認してから引き渡す——「録画できていなかった」クレームを防ぐため、施工完了後に実際に映像を録画させ専用ビューアーで再生確認。お客様に操作方法を実演しながら説明し、確認済みサインを施工票に記録する。
  • 画角調整 お客様立会いのもとで画角を最終調整して合意を得る——後方確認カメラの俯角・左右角度は運転者の使用感に直結する。実際に車外に出て後方を確認しながらお客様と一緒に調整し、「ここが映ってほしい」という要望に応えてから固定することが手戻りゼロの決め手。
プロの勘所:お客様お持ち込み品を取り付ける場合、製品の不具合が施工後に発覚するリスクがあります。取付前に製品の外観チェック・通電確認を実施し、「施工前に正常動作を確認した」旨を施工票に明記することで、後日のトラブル対応を明確に切り分けられます。
後方確認カメラの映像が暗くなった原因として何が考えられますか?
主な原因は3つです。

カメラ本体のイメージセンサー経年劣化——長期使用によりセンサー感度が低下し、特に夜間・薄暗い環境で映像が暗くなる。外観上の異常がなくても交換が最も確実な解決策。

カメラレンズの曇り・汚れ・傷——屋外設置のカメラは紫外線・水分・泥で透過率が低下する。クリーニングで改善するケースと、レンズ交換・カメラ交換が必要なケースがある。

電源電圧の低下による輝度不足——供給電圧が動作下限(多くはDC10V前後)に近づくと映像が暗くなるケースがある。テスターでカメラ端子間の電圧を実測し、規定範囲内であることを確認する。

今回のケースは①が原因でした。実務の際は必ず当該車両のサービスマニュアルおよび製品仕様書を確認すること。

まとめ:お客様立会いの確認が最良のクレーム対策

カメラ交換と録画装置取付を合わせて約2時間半で完了しました。

画角調整・録画確認・操作説明をお客様立会いのもとで実施し、その場で合意を得てから引き渡すことが、後日の「思っていたのと違う」クレームをゼロにする唯一の方法です。

🔧 免責事項:実務の際は必ず当該車両のサービスマニュアルを確認すること。カメラ・録画装置の接続規格・動作電圧は製品・車両形式により異なります。本記事はJASO規格・公開行政指針に基づく一般情報であり、個別案件の法的判断を保証するものではありません。
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出典:労働安全衛生規則§151条の14(2024年改正)/道路運送車両の保安基準(国土交通省)/JASO規格(日本自動車技術会)