中型トラックへの後方確認カメラ取付事例
── パワーリフト設置と7インチモニター|滋賀県栗東市
滋賀県栗東市にて、日野デュトロへの後方確認カメラを取付。パワーリフトへのカメラ設置・配線の完全隠蔽処理・7インチモニターの設置まで施工手順を解説します。
施工概要
パワーリフトへのカメラ取付ポイント
今回のカメラ取付位置はパワーリフト部です。
パワーリフトはトラック後端に取り付けられた昇降装置であり、昇降動作・振動・荷物の衝撃が常に加わる過酷な設置環境です。
通常の後端取付とは異なる施工上の配慮が必要になります。
カメラ取付位置 ── 車体後部パワーリフト部(赤丸)・配線を目立たないよう整理
施工のポイント
- 取付位置 パワーリフト昇降時にカメラが干渉しない位置を確認してから固定——パワーリフトは昇降・格納時に可動域が変わる。カメラ設置前にリフトの全可動域を確認し、最大昇降時にカメラ・ケーブルが挟み込まれないことを実機で確認してから固定する。
- 防水処理 パワーリフト周辺はIP67以上のカメラ選定と二重防水処理が必須——荷役作業時の泥はね・雨水・高圧洗車に常時さらされる環境。コネクタ全箇所を防水グリス+熱収縮チューブで密封し、取付ネジ穴にも防錆シーラントを充填する。
- 配線隠蔽 既存モール・フレームの裏側を通して配線を完全隠蔽——配線が露出したままだと荷物の積み降ろし時に引っかかる危険がある。パワーリフト部から車体フレームに沿って配線を引き回し、タイラップで300mm間隔以内に固定する。
- 電源 カメラ電源はバックランプ信号線から分岐(リバース連動)——後退操作時のみカメラが作動するリバース連動が実務標準。分岐後に専用ヒューズを直近に配置し、末端電圧を実測して±10%以内であることを施工票に記録する。
- モニター 7インチモニターをキャビン天井部に設置・配線を完全隠蔽——ルーフライニングの裏側を通して配線を隠蔽し、露出ゼロの仕上がりを実現。モニターはオペレーターの視線移動が最小になる位置(目線から上下15°以内)に振動対策ブラケットで固定する。
パワーリフトは昇降・格納時に可動域が変わるため、静止状態では問題なくても動作中にカメラやケーブルが挟み込まれるリスクがあります。
対策として①取付前にリフトの全可動域を実機確認、②配線はフレーム沿いに固定してリフト可動域から完全に退避、③施工後にリフト全動作シーケンスで干渉確認を実施の3点を必ず実施してください。
荷役現場という過酷な環境を考慮してIP67以上の防水カメラを選定し、コネクタの二重防水処理を施すことも必須です。実務の際は必ず当該車両のサービスマニュアルを確認すること。
同様のご検討をされている方へ
パワーリフト付きトラックへの後方確認カメラ取付は、通常の箱車・平ボディとは異なる可動域確認と配線保護の配慮が必要です。
SVAでは特装車両・パワーリフト付きトラックへの施工実績を持つ公認パートナーが対応します。
パワーリフト付きトラックへの施工実績あり|SVA公認パートナー
出典:労働安全衛生規則§151条の14(2024年改正)/道路運送車両の保安基準(国土交通省)/JASO規格(日本自動車技術会)
※助成金の詳細は中小企業庁または所轄の運輸支局にご確認ください。