幌トラックへの後方確認カメラ取付事例
── 荷台下部設置と天吊りモニター|大阪府守口市
大阪府守口市にて、いすゞエルフ幌車への後方確認カメラを取付。幌車特有の「上部取付か下部取付か」の判断基準・お客様立会いの画角確認・専用ステーによる天吊りモニター設置の施工手順を解説します。
施工対象車両 ── いすゞ エルフ 幌車(大阪府守口市)
施工概要
幌車特有の「カメラ取付位置」の判断
幌トラックへの後方確認カメラ取付でまず直面するのが「上部取付か下部取付か」の判断です。
上部(幌上端・あおり上部)への設置が可能な車両では後方全体を広角でカバーできますが、幌の構造・固定方法・干渉物の有無によっては下部にしか取り付けられない車両もあります。
今回はあおり・幌・その他干渉物との関係から荷台後部下部への設置が最適と判断しました。
施工のポイント
- 位置判断 上部・下部どちらに取り付けるかは干渉物の有無で決定——取付前にあおりの開閉・幌の展張・積載状態を想定してカメラが干渉しない位置を確認する。下部取付の場合は地面からの泥はね・浸水リスクが高まるためIP67以上の防水カメラを選定する。
- 画角確認 仮取付状態でお客様立会いの画角確認を実施してから本固定——モニターに映し出された後方映像をお客様と確認し、死角のない位置・俯角を合意してから本取付する。確認完了のサインを施工票に記録する。
- 天吊り 車種適合の専用ステーで天吊り仕様に設置——ルームミラーなし車両のネジ穴(シール塞ぎ)は専用ステーのベースとして使用できる。各車種に適合したステーを使用することでガタつき・脱落リスクをゼロにする。締結後にモニターの前後・左右の振動テストを実施し、施工票に記録する。
- 電源 カメラ電源はバックランプから、モニター電源はACC回路から独立分岐——カメラはリバース連動(後退時のみ作動)、モニターはACC連動で常時使用可能にする2系統設計が実務標準。各系統の末端電圧を実測し±10%以内であることを記録する。
- 防水処理 荷台下部設置のカメラはコネクタを熱収縮チューブ+防水グリスで二重処理——雨天・高圧洗車・走行中の泥はねを想定し、コネクタ全箇所を防水処理する。カメラ取付ブラケットのネジ穴にも防錆シーラントを充填して錆の進行を抑制する。
上部取付が向いているケース:幌上端やあおり上部に干渉物がなく固定できる構造の車両。後方全体を高い位置から広角でカバーでき、泥はね・浸水リスクが低い。
下部取付が適するケース:幌固定金具・あおり・積載物が上部に干渉する車両。下部設置の場合はIP67以上の防水カメラを選定し、コネクタ部の二重防水処理が必須です。
いずれの場合も仮取付→画角確認→お客様合意→本固定の手順を踏むことで、取付後の位置変更クレームをゼロにできます。実務の際は必ず当該車両のサービスマニュアルを確認すること。
同様のご検討をされている方へ
幌車・平ボディ・ウイング車など荷台形状によって最適なカメラ取付位置は異なります。
SVAでは車両形状に応じた取付位置の選定から施工・画角調整まで、全国の公認パートナーが対応します。
幌車・特殊トラックへの施工実績多数|SVA公認パートナー
出典:労働安全衛生規則§151条の14(2024年改正)/道路運送車両の保安基準(国土交通省)/JASO規格(日本自動車技術会)