バッテリー式ラックフォークリフトへの
人検知AIカメラ導入事例|マグネット取付と検知設定
バッテリー式ラックフォークリフトのヘッドガードへ人検知AIカメラ・LEDランプを取付。マグネット固定・タイベース配線処理・オプションカプラ電源取得・キャリブレーション設定の実務手順を解説します。
施工概要
📋 施工概要
対象車両
バッテリー式ラックフォークリフト
導入装置
人検知AIカメラ(1カメラ・モニターなしセット)+ LEDランプ(点滅タイプ)
カメラ固定
ヘッドガードフレームへのマグネット取付
LEDランプ
運転席左側フレームへのマグネット取付(点滅仕様)
電源取得
オプションカプラから取得
検知設定
キャリブレーションユニットで3パターン中パターン2を選択
備考
ブザーは特注品のため配線加工のみ実施・次回作業時に取付予定
施工前の安全確保
⚡ バッテリーフォークリフトの取付作業は必ず電源オフ・バッテリープラグ抜き取り後に実施:バッテリー式フォークリフトはエンジンがないため「停止しているように見えても電装系が通電したまま」のリスクがあります。作業前にバッテリープラグを抜いてから取付作業を開始することが実務上の絶対原則です。
施工のポイント
LEDランプ取付 ── 運転席左側フレームにマグネット固定、タイベースで配線を整理
- カメラ取付 ヘッドガードフレームへのマグネット固定で溶接・穿孔なし——角度は仮置き状態で取付し、キャリブレーション設定時に最終調整する。フレームへの磁石吸着力を引っ張りテストで確認してから配線固定に移る。
- 配線固定 タイベース(配線固定台座)をフレームに貼付しタイラップで束ねる——ラックフォークリフトはマスト・フォークの昇降による振動が激しい。配線がマスト可動部に絡まないよう、ルートを事前に確認してから固定間隔300mm以内でタイラップ締め付けを実施する。
- LEDランプ 点滅仕様LEDランプを運転席左側フレームにマグネット固定——お客様のご要望で常時点灯ではなく点滅タイプを選定。AIカメラの検知と連動して点滅するため、カメラとの接続・動作確認を全検知エリアで実施してから引き渡す。
- 電源取得 オプションカプラから独立分岐でキー連動電源を確保——バッテリーフォークリフトのオプションカプラは車種によって電圧・容量が異なる。接続前にカプラの電圧(多くはDC24V系または48V系)と空きピンの電流容量をサービスマニュアルで確認し、AIカメラの動作電圧範囲(DC10〜32V)と照合する。48V系では降圧コンバーターの要否を判断する。
- 検知設定 キャリブレーションユニットで検知範囲を3パターン中パターン2に設定——ラックフォークリフトはマスト高さが高く、カメラの検知方向が通路の歩行者をカバーできる俯角に調整する。設定後に実際に人が検知エリアを歩いてAIが正しく反応することを確認してから設定を固定する。
- ブザー配線 特注ブザーの取付に備えて配線加工のみ実施——今回はブザー本体が特注品のため取付を次回に持ち越し。次回作業が効率的に進むよう、ブザー接続用の配線を既定の長さで加工し、コネクタを取付しやすい位置に引き出した状態で今回の作業を完了した。
✅ プロの勘所:マグネット取付カメラの検知角度は施工後に調整できますが、「仮置き→キャリブレーション設定→実際に人を歩かせて確認→角度固定」という手順を必ず踏むことが誤検知ゼロの条件です。最初から固定してしまうと再調整の手戻りが発生します。
❓バッテリーフォークリフトのオプションカプラが48V系の場合、AIカメラへの電源供給はどうすればよいですか?
多くの人検知AIカメラの動作電圧はDC10〜32Vのため、48V系バッテリーフォークリフトでは降圧コンバーターを介した電源変換が必要です。
施工前の確認手順は以下の通りです。
①オプションカプラのピン電圧を実測(キースイッチON状態でテスター計測)
②AIカメラの動作電圧範囲を仕様書で確認
③48V系ならDC48V→DC12〜24V変換の降圧コンバーターを選定し、出力電圧の安定性を実測(カメラ動作中±5%以内)
④コンバーター出力端でエンジン(モーター)起動時の電圧降下を計測し記録する
実務の際は必ず当該車両のサービスマニュアルおよびカプラの電流容量を確認すること。
施工前の確認手順は以下の通りです。
①オプションカプラのピン電圧を実測(キースイッチON状態でテスター計測)
②AIカメラの動作電圧範囲を仕様書で確認
③48V系ならDC48V→DC12〜24V変換の降圧コンバーターを選定し、出力電圧の安定性を実測(カメラ動作中±5%以内)
④コンバーター出力端でエンジン(モーター)起動時の電圧降下を計測し記録する
実務の際は必ず当該車両のサービスマニュアルおよびカプラの電流容量を確認すること。
同様のご検討をされている方へ
バッテリー式フォークリフトへの人検知AIカメラ取付は、電源電圧の確認・降圧コンバーターの要否判断・検知範囲のキャリブレーション設定が施工品質の鍵です。
SVAでは倉庫・物流現場のフォークリフトへのAIカメラ取付実績を持つ公認パートナーが対応します。
🔧 免責事項:実務の際は必ず当該車両のサービスマニュアルおよび装置の取付規定を確認すること。バッテリー電圧・オプションカプラの電流容量・AIカメラの動作電圧範囲は機種により異なります。本記事はJASO規格・安衛則に基づく一般情報であり、個別案件の法的判断を保証するものではありません。
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バッテリー式フォークリフトへの施工実績あり|SVA公認パートナー
出典:労働安全衛生規則§151条の14(2024年改正)/厚生労働省「第14次労働災害防止計画」(2023年4月)/JASO規格(日本自動車技術会)