大型トラックへの後方確認カメラ交換事例
── 映像不良の診断と2時間半の施工|大阪府摂津市
大阪府摂津市にて、三菱ふそうスーパーグレートへの後方確認カメラ交換を実施。「映像が映らなくなった」原因の診断・お持ち込み品の受け入れ確認・荷台上部設置と画角調整の施工手順を解説します。
施工概要
「映像が映らない」原因の切り分け手順
映像不良のトラブルはカメラ本体・映像信号線・モニター・電源の4箇所のどこが原因かを切り分けることが最初の作業です。
今回は既存カメラの交換を前提としたご依頼でしたが、施工前に原因の切り分けを実施してから交換作業に入ることで、交換後の「まだ映らない」クレームを防ぎます。
- 電源確認 バックランプ信号線の電圧をテスターで実測(12V系:約12V、24V系:約24V)——後退操作時にリバース信号線に電圧が来ているかをまず確認。電圧ゼロの場合はカメラ交換より先に電源回路の修理が必要になる。
- 信号線確認 映像信号線の断線・コネクタ接触不良をテスターの導通モードで確認——カメラ端子からモニター端子まで導通があることを確認。接触抵抗が0.5Ω超の場合はコネクタ清掃または交換を先に実施する。
- カメラ確認 お持ち込み品の新品カメラを仮接続して映像が出るか確認——仮接続で映像が出れば旧カメラの本体故障が確定。出ない場合は信号線・モニター側の問題を再確認する。
施工完了 ── キャビン天吊りモニターで後方映像を表示。お客様と映像確認・画角調整を実施
施工のポイント
- カメラ位置 荷台後部上端・中央への設置で後方全体をカバー——スーパーグレートのような大型箱車は荷台上部への設置が後方視野を最大化できる。取付前に荷台扉の開閉・荷物積載状態を想定してカメラが干渉しない位置を確認してから固定する。
- 配線処理 荷台上部から車内への配線は既存グロメット・モールを活用して隠蔽——大型トラックは車体が長く配線距離が伸びやすい。片道10m超の場合は電圧降下(許容:±10%以内)を実測し、配線径は1.25sq以上を選定する。
- 防水処理 荷台上部設置のカメラはコネクタ全箇所を二重防水処理——高圧洗車・雨天走行を想定しIP67以上のカメラを選定し、コネクタは防水グリス+熱収縮チューブで密封する。取付ネジ穴にも防錆シーラントを充填する。
- 画角調整 モニター映像をお客様と一緒に確認しながら俯角・左右角度を最終調整——大型トラックの後退時に実際に視認したい範囲(後方の荷台端・地面近く)が映っているかをお客様が確認してから固定する。確認完了のサインを施工票に記録する。
①バックランプ信号線の電圧実測——後退操作時にリバース信号線に規定電圧(24V系で約24V)が来ているかを確認。電圧ゼロなら電源回路が原因。
②映像信号線の導通確認——テスターの導通モードでカメラ端子からモニター端子まで導通があることを確認。接触抵抗が0.5Ω超の場合はコネクタ清掃・交換を優先する。
③別の正常カメラを仮接続して映像確認——仮接続で映像が出ればカメラ本体が原因と確定。この手順を踏まずにカメラを交換すると「交換したのに映らない」という手戻りが発生します。実務の際は必ず当該車両のサービスマニュアルを確認すること。
同様のご検討をされている方へ
「映像が映らない」トラブルは、カメラ交換だけで解決する場合と、配線・モニター側の修理が先に必要な場合があります。
SVAでは原因切り分けから交換施工・画角調整まで、全国の公認パートナーが対応します。
大型トラックへの施工実績多数|SVA公認パートナー
出典:労働安全衛生規則§151条の14(2024年改正)/道路運送車両の保安基準(国土交通省)/JASO規格(日本自動車技術会)