トレーラーへの高画質無線カメラ3台同時導入事例
── 重機会社様(千葉県千葉市)
千葉県千葉市の重機会社様・いすゞトレーラー計7台へ高画質無線カメラを導入。トラクターヘッド・左後方側方部・シャーシ最後方の3点配置と3画面同時出力で死角をゼロにした施工事例をご紹介します。
左:トラクターヘッド / 中央:左後方側方部 / 右:シャーシ最後方 ── 各設置位置(赤丸)
導入概要
導入の背景
トレーラーは車体全長が長く、左後方の巻き込み・シャーシ後端の後退時死角・側方の接触リスクが同時に存在します。
従来は有線配線の困難さから「カメラを付けたくても付けられない」状況でした。
磁石取付の無線カメラにより3箇所への同時設置が配線工事ゼロで実現し、1台のモニターで3画面同時監視できる環境を構築しました。
左:3画面同時出力のキャビン内モニター(CAM1〜3が同時表示)/ 右:対象車両(いすゞトレーラー)
施工のポイント
- 3点配置設計 設置前に3カメラの死角カバー範囲を図面で設計——トラクターヘッド(前方俯瞰)・左後方側方部(巻き込み確認)・シャーシ最後方(後退確認)の3点が補完し合う配置を先に決定してから取付位置を確定する。重複する監視エリアを最小化し、死角ゼロを実測確認してから引き渡す。
- 磁石固定 各取付面の油脂・錆をワイヤーブラシで除去してから吸着——特にシャーシ側の取付面は屋外保管による錆が進行しやすい。除去後に上下左右への引っ張りテストを全カメラで実施し、走行・制動時の振動で位置ズレがないことを動作確認で記録する。
- 無線通信 3台同時ペアリング時の映像安定を実走行で確認——車両サイズが大きいほど送受信機間の距離が長くなり、電波遮蔽の影響も大きくなる。エンジン始動・低速走行・後退の各シーンで3画面すべてが遅延100ms以内で安定していることを確認して施工票に記録する。
- モニター配置 3画面を一視線で確認できるモニターサイズと取付位置を選定——画面が小さすぎると3分割時の視認性が落ちる。7インチ以上を推奨し、ダッシュボード上または前方視界を妨げないAピラー付近に振動対策ブラケットで固定する。
- 7台展開 複数台一括施工では車両ごとの通信確認を個別に実施——同型車両でも個体差・積載状況・シャーシ形状の違いで通信状態が異なるケースがある。「同じ車種だから大丈夫」と省略せず、全7台それぞれで映像確認テストを行い記録する。
ただし、近くに同型の無線カメラシステムが複数台存在する現場では、チャンネル(周波数帯)の重複による映像干渉が起きるケースがあります。複数台を同一拠点で運用する場合は、各車両のカメラシステムが別チャンネルに設定されていることを施工時に確認してください。
設置後は全カメラの映像が正しいCAM番号に割り当てられていることを実確認し、施工票に記録することが実務標準です(JASO規格・メーカー設置指針参照)。
同様のご検討をされている方へ
「トレーラーには配線が引けないから無理」——その課題は、磁石取付の無線カメラで解決できます。
車両台数・シャーシ形状・設置箇所数によって最適な構成は異なります。
SVAでは1台からの相談から複数台一括施工まで、全国の公認パートナーが対応します。
トレーラー・特殊車両への複数台施工実績多数|SVA公認パートナー
参考:株式会社TCI 導入事例 https://tci-car-item.com/information/6412/
出典:労働安全衛生規則§151条の14(2024年改正)/JASO規格(日本自動車技術会)