中型トラックへのナビ・録画装置・ETC
3点同時取付事例|大阪府岸和田市
大阪府岸和田市にて、中型トラック(三菱ふそう キャンター)へカーナビ・録画装置・ETCの3点を同時施工。保護養生・インダッシュ移設・フロントガラス上部20%ルールの実践手順を施工写真とともに解説します。
録画装置の取付位置 ── ①視界遮蔽なし ②フロントガラス上部20%以内 ③ワイパー拭き取り範囲内 の3条件を満たした位置に設置
導入概要
施工前の保護養生が品質の第一歩
作業開始前にダッシュボード・センターコンソール・ドア開口部を養生テープと保護シートで完全カバー。
左右の車両との間隔が狭い駐車状況では、ドアの縁にも養生を施し施工中の傷ゼロを保証できる状態にしてから作業を開始します。
この工程を省くと引き渡し時のクレームに直結するため、養生完了の写真を施工票に添付することが実務標準です。
3点同時施工の実務チェックポイント
- 録画装置 フロントガラス上端から下方20%以内の位置を実測して貼付——目測ではなくメジャーで実測し、数値を施工票に記録する。ルームミラーの陰に隠れる位置が視界遮蔽ゼロかつ法令適合の最適ポイント。ワイパー拭き取り範囲内であることもあわせて確認する。
- ナビ移設 インダッシュ交換時は既存オーディオの移設先スペースを事前確認——今回は既存オーディオを右側へ移動し、空きスペースにナビを設置。パネル外し・ハーネス接続・アース処理・GPSアンテナ配線の順で作業し、各工程で導通確認を実施する。
- ETC 取付位置はお客様の要望を施工前に明確化する——ETC本体・アンテナの設置位置には複数の選択肢がある。事前にお客様と設置位置を確認し合意を得てから施工することで取付後の位置変更クレームをゼロにする。
- 電源 3点の電源をACC連動回路から独立分岐——各機器の定格電流を合算し、合計電流値に対して1.5倍の容量のヒューズを選定。共通アースはバッテリーマイナス直近の金属素地に歯付き座金で締結し、0.1V以下の電圧降下を実測して記録する。
- 動作確認 施工完了後に3点すべての動作確認と初期設定を完結させて引き渡す——録画装置の録画開始確認・ナビのGPS受信確認・ETCカード読み取り確認を実施。初期設定まで完了した状態で引き渡すことが整備士としての最低基準。
例:ガラス全高が600mmの場合、上端から120mm以内が適合範囲。メジャーで実測した数値を施工票に記録することが車検対応の証拠となります。
同時に①ルームミラーで視界が遮られていないこと、②ワイパーの拭き取り範囲内であることを確認してください。
なお「下部20%」は後方確認装置(バックカメラモニター等)の取付に適用される基準で、録画装置には「上部20%」が適用されます(道路運送車両の保安基準第39条参照)。
まとめ:養生→施工→確認→記録がクレームゼロの公式
3点同時施工は工程が多い分、養生・施工・動作確認・初期設定の各工程を写真付きで施工票に残すことが後日トラブルの防壁になります。
「付けて終わり」ではなく、「確認・記録まで完結させて引き渡す」ことが整備士としてのプロの仕事です。
トラック・特殊車両への電装取付実績多数|SVA公認パートナー
出典:道路運送車両の保安基準第39条(国土交通省)/JASO規格(日本自動車技術会)
※取付位置基準の最終確認は当該車両のサービスマニュアルおよび所轄の運輸支局にてご確認ください。